ベトナム人の訪日参拝旅行の可能性

ベトナム最大の新聞Tuoi Tre紙に、参拝目的の海外旅行についての記事がありました。

「海外への巡礼旅行がベトナム人旅行者を惹きつけている」ということで、カンボジア、タイ、ミャンマー、そしてインドとブータンが人気だとあります。

旅行代金は東南アジアで149ドルから527ドルぐらい。
インドだと1406ドル、ブータンだと2637ドルというのもあります。

年齢層は中年層で、参拝だけではなくて異文化体験も望まれている、ということ。

ここで少しベトナム人と宗教について解説しておきます。
概ね仏教です。しかし道教的、民間信仰的な習慣も併用されています。
また、人口の1割程度がキリスト教(カトリック)です。詳しくは下記のJTBホーチミン支店のページをご覧ください。

仏教は大乗仏教で、「南無阿弥陀仏」をベトナム語読みして “Nam Mô A Di Đà Phật” と唱えています。ならば上座部仏教であるカンボジアやタイやミャンマーに行くのはおかしい気もしますが、そこらへんはあまりこだわりはないようで、お寺やお坊さんは同じく「ありがたいもの」という認識のようです。
このあたりの感覚は、日本人の感覚をそのまま当てはめても問題がないように思います。

そして、お寺は旅行先として人気があります。
連休などにみんなが集まったときのちょっとした旅行先としてもお寺は人気があります。これは中高年に限らず若い人でもそうですが、子供からお年寄りまでみんなで行けるものということはあるのでしょう。言葉の元々の意味での「物見遊山」だとか、東海道中膝栗毛でお伊勢参りだとか、そのあたりが最も近いと思います。

以上を考えると、海外旅行であっても旅行先としてお寺に行くというのはありうると思います。

でもそのお寺に行くというのは、上記のTuoi Tre紙のpilgrimageを直訳である「巡礼」とはかなり違うと思います。しかし「寺は建前にすぎない」とか「中国人に代わってベトナム人が爆買いだ」というほど俗っぽいものでもない気がします。聖か俗かと言ってしまうからわかりにくいのであって、このあたりの塩梅は日本人が一番良く分かるのではないでしょうか。

 

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