なんにも用事がないけれど、バスに乗ってラムドン省へ行って来ようと思う

03/03/2018

週末に予定のある人は幸せな人である。家庭、地域、フットサルなんかしたりして忙しいとボヤける中年は幸せ者だ。
金曜の晩にたくさん飲んで、土曜の朝にぼんやりと目が覚める。だるい。朝寝できたのは嬉しいが朝寝で週末の予定が終わってしまい、いっそ夕方まで寝ていたいと思うが、悲しいかな若い頃なら早起きだったような時間に目が覚めてしまう。

だからバスに乗ることにする。
乗り物は全般的に好きで、この街ではなんと言ってもバスが面白い。そう思ってよく乗っていたのだが、ある時ホーチミン市交通局の全線路線表を入手して今まで乗ったものをチェックしてみたら、全体の一割ぐらいしか乗っていない。何だそんなものかと思った。これ全部乗ったらどうなるだろうかと思った。そんなアホなことはやめておこうと思ったのだが、いつの間にか全線完乗を目指して乗り潰すようになっていた。やっと路線ベースで3割ぐらいになった。表の行を潰すたびに満足感に酔いしれる。

乗り潰すと言っても同じ路線を行って帰ってくるだけというつまらない。品がない。こういうことはエレガントにやらなければいけない。31系統と38系統が接続していたなどというのを見つけるのは趣深いものであって、それを核にして未乗路線をつないでいくと、それなりに一日仕事になる。週末でないと行けない。だからこうしてバスに乗っているわけで、私は忙しいのである。私は幸せな人だ。

今回は特別版。郊外バスの60-2系統。ドンナイ省を縦断してラムドン省の手前まで行く。東京で言えば箱根ぐらいまで行く感じ。何本かそういう中距離郊外バスが混じっている。
冷房がないので窓を全開にして、1号線の排ガスを全身で浴びて憮然とした表情をしている。
楽しいかと言ったら楽しくない。アホらしさを噛みしめている。でも楽しいから幸せですというのはいささかはしたないように思う。それこそエレガントさに欠ける。
楽しくはないけど、アホらしいことを全力でやっていて、私は幸せです。

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