テトのお年玉用に銀行で5万ドン紙幣に両替してみた…..のだけどさ

ベトナム,日常生活

もうすぐベトナムのお正月のテトがやってきます。
ベトナムにもお年玉という習慣がありまして、Lì Xì といいます。英語だとHappy moneyといっていることが多いような。
額はピンきりでしょうけど、この赤い5万ドン札は、金額(約250円)といいめでたい赤色といい、なんかそれっぽいのでお年玉に向いているようです。

友人から160万ドン(約8000円)ほど借りていてそれを返さなくちゃいけないのですが、Lì Xì用のお金を用意しなくちゃいけないので5万ドン札で返してくれない? と頼まれました。ATMではなくて銀行窓口にいかなければいけないのですが、私もそれとは別に外貨口座から米ドルをおろしたい用事があったので、両方いっぺんにやってしまおうとしました。

さて、ホーチミン市の中心地1区にある、私が口座を持っている某大手銀行の本店にやってきました。チャン・フン・ダオのロータリーのところにある店です。英語の通じる行員が常駐しており、外国人客もたくさんいます。

整理券発行機で外国人用の整理券を取ると、英語の通じるカウンターに呼び出してくれます。

「160.000 VNDを引き出したい。」
「Lì Xìに使いたいので50.000紙幣でほしい。」
「あとそれと500USDも引き出したい。これは20USD紙幣でほしい。」

ということを口頭と紙に書いて説明しパスポートを手渡しました。
(窓口での取引には身分証明証が必要で、外国人はパスポートということになります。レジデンスカードなどの他の身分証明証は使えません。)

窓口のお姉さんはOKといって順調に事務手続きが進んでいきます。
三枚複写の用紙のそれぞれにサインをしたら手続き終了。いったん窓口を離れて待機します。この銀行では(多分他行も同じだと思うけど)手続きをする窓口と、実際に現金を出納する窓口は別です。5分ほど待つと、現金出納から呼び出されます。そこで現金を受け取って先程の3マイ複写の用紙の受取人欄にサインすれば終わりです。

実にスマートでエレガントな事務処理です。さすがは銀行。
そうなのだけど、名前を呼ばれて出納窓口に行くと、係員の女性は当たり前のように100ドル札5枚と50万ドン札3+10万ドン札1を数えています。

「いやちょっとまってよ。私5万ドン札でほしいって言ったでしょう?」
「5万ドン札なんか、そんなたくさんないですよ。」

えー、さっきと言ってること違うじゃん。
頼まれ仕事だから、ハイそうですかってわけにいかないよ。

「それに、ドルも20ドル札っていったんだけど。」
「あー、20ドル札ね。」

出納係の女性はそこらへんにいた行員を呼び止めると、100ドル札5枚を渡した。しばらくするとその行員が20ドル札25枚を持ってきた。

「はい、これ。」

いいのか、それで。
ともあれ、受取人欄にサインをしてドルは決着。だけど問題は5万ドン札だ。

「テトのお年玉に使うから5万ドン札じゃないと困るんだって。窓口の人は問題ないって言ってましたよ〜」

とゴネると、出納係の女性はさっきの窓口の女性を呼んでくれた。

「とにかく一度受取人欄にサインしていったん引き上げて。」

というので先ほどの外国人向け窓口に戻る。

「5万ドン札はそんなにたくさんないのよ。」
「ないって、ここ本店でしょ。他の窓口でやることだったら他の窓口に行くから、なんとかしてよ。」

行員さん、困った外人だな、と困惑顔。
いやだけど、Lì Xìにかぎらず特定の種類のお札を用意したいってことはよくあることだろうし、それをするのに銀行以外のどこでするのさ。ましてやこんな高層ビル一棟がまるごと本店の店舗にモノがないわけないだろうに。

行員さんは困って周りの人に声をかける。ねえどうにかならないこれ、って。そしたらたまたま後ろを通りかかった男性の行員が「あ、僕持ってるよ」と手に持っていたトランプの箱みたいなのから5万ドンの札束を取り出し、その場で32枚数えて、160万ドン(50万ドン2+10万ドン1)と交換。ハイ、と渡されて一件落着。

一件落着・・・なの?
いや、銀行ってそんなことでいいの? たまたま持ってたからハイって。
正規のルートで両替しようと思ったらどうしたらいいわけ? そんなに珍しいことじゃないだろうし。そもそも正規のルート以外で現金扱っていいわけ?

でも私も銀行業務に詳しいわけじゃないので、「これでいいわけ?」って言ったってそれを判断する材料は何も持っていない。いいってことはいいんだろう。そう思おう。それに、融通を効かせてくれたんだとすればびっくりするほど柔軟でフレンドリーな対応ではある。窓口の女性と出納係の女性と、どっちもおばちゃんだったけど、途中から完全に駄々っ子をあやしている感じになってたし。

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Posted by ktakeuchi