2018年テトカンボジアツーリング5 Romeas Haek – Bavet

2018年2月20日(火) ロミーズ・ハエック(カンボジア)〜バベット(カンボジア)

国道13号線

ぐずぐずして8時に宿を出て、スバイリエン省を縦断する。国道13号線らしい。将来的に片側2車線の道路にしようと舗装工事をしているところ。ほとんど舗装されていないが、ときどき工事現場がある。というか全線に渡って工事現場のようなもの。

同じような写真ばかりで申し訳ないが、同じような光景が続くので仕方がない。同じような光景が続く退屈な道と思っている段階で、もう疲れているのだろう。

13号線をまっすぐ南下すれば州都のスバイリエン市に着く。そこで東に折れて国道1号線を通れば国境のBavetに着くのだけど、それでは早く着きすぎる。おそらく午前中に到着し、そのまま今日のうちにホーチミン市に帰れる。わざわざカンボジアにツーリングに来ているのに1日早く帰っても仕方ないので、このRumduolの町で東に入って裏通りを通ってBavetに行ってみようと思う。

農村開発と水資源についての考察

裏通りというのは、こういう道もある。Google Mapは性能が良すぎる・・・

スバイリエン州を縦断したわけであるが、昨日通った北部と、今日通っている南部を比較すると、南部のほうがかなり豊かな暮らしぶりをしているように思う。何を持って豊かというのかと言い出すと定義が難しいが、暮らしぶりが落ち着いているとか、余裕があるということは言えるだろう。

気候そのものは変わらないし、相変わらず未舗装路だが、緑が増えてきた。家々も落ち着いている。このあたりは開拓が早く済んで、余剰資本を生み出せる段階になっているのだと思う。

そしてそれは、灌漑が可能であるかということに由来していると思う。
スバイリエン州の年間降水量は1800mmで、東隣のベトナムのタイニン省(1872mm)と変わらない。しかし人口密度が違うし(スバイリエンは162/km2でタイニンは260/km2)、何より景色が違う。これはいつもいつも不思議なのだけど、たぶん活用可能な水資源の量の差だと思う。

メコンデルタ側のベトナムが潮汐灌漑を行っていることを考えると、もしかするとベトナム・カンボジア国境は潮汐限界で形成されたのではないかとも思っている。いちど論文でも読んでみたいものだ。

バイクで走るときはバイクで走ることに集中しなさい

そういう知的なことを考えながら走っていたら、細い道で対向車を避けようとして道路の端によったら、車体右からペキってプラスチックの割れた音がした。見てみると、パイプが破損してピンク色のオイルが漏れている。

非常にまずいじゃんこの状況。
知的かどうかはしらんが、そもそも考え事をしながらバイクに乗ってはいかんのだ。だいたい、緑豊かで余裕のある生活かもしれないけれども、ぐるっと見渡しても畑しかない。炎天下。「灼熱のうちに倒れる」とまでは言わないけど、修理屋のトラックを呼ぶとか、限りなく不可能に近い状況だ。

幸いなことにエンジンはかかり、走ることも問題なく、異音とか異臭とかもしない。
即座に右(南)に折れて、避けていた1号線に出る。1号線に行けばバイク屋があるだろうと思っていたら、たしかにあった。

修理代はたったの500リエル(25円)。安すぎて申し訳ない。
これで一日の売上はいくらぐらいあるんだろうか。豊かとか貧しいとかいうのは、通りすがりの人間が簡単に言うべきものではないとは思うが、やはり安すぎると思う。

Bavet Square

昼前にバベットに到着。やや縁があって、郊外のBavet SquareというところにあるBavet Garden Hotelに泊まる。朝食付き1泊22ドル。必要最小限のものしかないけど、清潔ないいホテルだった。30日借りると396ドルだという。そういうニーズもたしかにありそう。

さて、このBavet Squareなのだけど、なんだかよく分からないところだった。
ホテルがあって、その周りに中国系のレストランとかがあるので、いかにも中華資本で開発したところなのだけど、ナイトマーケットがあるのだが客層が地元客あいてだし、その奥は出稼ぎ労働者用の単身住宅が並んでいる。リゾートと市場と出稼ぎ住宅はかなり斬新なコンセプトではないだろうか。

と嫌味に言ってみるけど、単に最初はBavetのカジノ目当ての中国人向けのホテル&食堂街を作ろうとしたのだけど、うまくいかなくて(ここはBavetのカジノ地帯から遠すぎる)、急遽コンセプトを変えて地元民というか出稼ぎ労働者相手に変えたのだろう。ホテルも長期滞在客相手に変えたのだと思う。

Bavetといえばカジノだけど、私は賭け事に一切興味が無いので、カジノは行かない。
清廉を気取っているのではなくて、体質的にアルコールが飲めない人と同じで、どうもだめなのだ。面白いと思わない。勝っても面白くないのだからどうしようもないと思う。
無理に好きになることはないので、俺にはこれがあるさとビールを飲んで寝る。

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