カンボジア非電化村お宅訪問 ~ ある日突然泥酔した外人がやってきた
非電化村のことを知りたいと思ったけど、生まれてこのかた電気のない所なんてキャンプぐらいしか行ったことがない。ベトナムにしたって電化率95%である。
お隣りカンボジアの電化率は45%. カンボジアに行って非電化村に泊まってこようと思う。
カンボジアのスバイリエンに来たが、非電化村をどうやって探せばいいのか。バイタクに事情を話せばどこか連れて行ってくれるのではないかと思ったが、それ以前に全く英語が通じない。
以前行った焼肉レストランのマスターは英語ができたことを思い出し、行ってみる。言って話だけ聞くわけに行かないし、とりあえずビールも1本ぐらいと思ったら、なかなか難航し、あれやこれやと時空の歪みが生じて、気がついたら6本飲んでた。
たいてい出来上がって、もうどうでもいいやそんなこと、と思い始めた頃に、街から15km離れたバイタクの自宅が無電化だという。だったら最初からそこに連れて行ってくれやと思うけど、時空が歪んでいる間に、奥さんが離れを片付けていたらしい。分かってみればなるほどだけど、その間にできあがっちゃったよ。
カンボジアお宅訪問。
ある日突然泥酔した外人がやってきた。
これが全く言葉が通じない。
無電化村といってもソーラーパネルはあるし、それ以前に、電気が有ろうが無かろうが、この人たちはごく普通の生活を送っているのであり、何しにこの外人が来たのか、なんとも苦慮している。
こっちもとりたててすることがあるわけじゃない。
遠い親戚の家に久しぶりに行ったときみたいなぎこちない空気。
こういうときは、飲むしかないわな。
一つも単語が通じないのに、なぜか不思議とコミュニケーションが取れて、クーラーボックスいっぱいのビールがやってきた。
食って飲んでふらふらである。
それでも、日が暮れるまで頑張らねばならぬ。
日没ともにこちらも落ちまして、ソーラーLED電灯のもとで爆睡しました。
あの家の人たちからすれば、私はわけのわからない外人を通り越して、妖怪みたいなものだっただろうな。
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