Bogoで英語ページを作ってみました(1) ワードプレス編

16/01/2018

ホームページの多国語化にはワードプレスがオススメ

「インバウンドで最近外国人のお客さん増えたなあ。」

「うちのホームページも英語とか中国語とか載せておいたほうがいいんじゃないか。」

こういうことを思うことはありませんか?
これ、意外と大変なんです。

翻訳そのものは実はそれほど大変でもないのです。
少なくとも日本語と英語の間に関する限り、Google翻訳はとても賢くなりました。
人間が翻訳する場合でも、適切なお金を出せば翻訳者は見つかります。
同時通訳とか専門用語とか文学的な表現とかになってくるとそう簡単ではないのでしょうけれども、普通の文章ならば良い業者さんもすぐに見つかるでしょう。

だけれども、難しいのは文章そのものではなく、「構造」と「更新」です。

メタって言葉も難しい文章の「構造」

今、この文章をお読みになっていると思いますが、この文章には「構造」があります。

今読んでいるこの「段落」には、メタって言葉も難しい文章の「構造」という「見出し」があります。そしてその横には他の記事へのリンクがあり、カテゴリーがあります。

カテゴリーに「カテゴリー」という見出しがついているように、これは何であるかを明示している場合もありますが、見出しのように明示していない場合もあります。

このように、文章というものは、文章だけではなく、文章そのものを成立させる構造というものの上に成り立っています。この構造は明示している場合もありますが、おおむね暗黙のルールの上に成り立っています。

これが翻訳が難しいのですね。
明示しているものならば翻訳も可能です。「カテゴリー」を”Category”に翻訳するのは簡単です。Google翻訳にかけてみたら中国語(繁体字)で「類別」だったとして、これはそんなに難しくない。

問題は目に見えない部分です。
これを他人に伝えるのは非常に難しい。同じ日本語どうしであったって難しいです。

ホームページ(HTML)というのは、こういった構造のルールの塊のようなものです。
この目に見えない「構造」の定義を、いちいち可視化したのがHTMLです。
なので、これを一体どこまで翻訳するのか、どこを翻訳するべきではないのか。
どの部分がホームページ全体で共通で、どの部分が同じカテゴリーの中で共通で、どの部分がこのページ独自のものなのか、それを指摘してあげないと、多国語ウェブページは作れません。

これってすごく大変なことなんです。
プロにとっても大変なことです。皆さん悩んでいます。

その悩みに対する解決策の一つが「ブログ」であり、そのメジャーなソフトウェアである「ワードプレス」です。

ブログは「日記」だと言われますし、それが間違っているわけではないのですが、より本質的な説明としては、ウェブページのコンテンツを構造ごとに記述しやすくしたものです。
日記というのは「日付や本文など文章の構造が明示されており、それが日付順に並んでいる」というのが分かりやすものだったので、ブログが最初に日記用途に使用されたと考えるべきものだと思います。

話が難しくなったので翻訳に戻しますと、ブログ(ワードプレス)を使うと、「翻訳してほしい分だけを抽出する」「翻訳してほしくない部分を指定する」というのが簡単にできるのですね。

ブログ(ワードプレス)を使うと文章の構造が見えやすく操作しやすくなるので、翻訳という文章構造を考えざるを得ない作業をするときに、やりやすくて便利。

「このファイルを編集してもよいのはだれ?」 もっとも初歩的にしてもっとも難しい問題

ホームページを翻訳するときのもう一つの問題は「更新」です。

日本語でもとの文章を書く→他言語に翻訳する→ホームページに掲載する

大きくはこういう作業フローになるのですが、これが左から右に手戻りなく進んでいけば何の問題もないのですが、実際にはそういうわけにはいきません。

「英語への翻訳が終わったあとで、日本語のオリジナル文章の修正が入った。」

ありがちですよね。英語への翻訳もやり直さなければなりません。
この作業なのですが、翻訳をやり直すことよりも、それの確認のほうが難しかったりします。
だって、編集結果が読めないわけですから。いや、英語や中国語だったらまだどこが違うかぐらいは分かるかもしれませんが、韓国語だったらもうお手上げですよね。

나는 일본인입니다.

나는 중국인입니다.

どこが変わったかわかります?
(なお、上は「私は日本人です」で下は「私は中国人です」になります。)

1ヶ所ぐらいならともかく、これが数ヶ所あって進捗状況がバラバラだと、もうパニックです。
大げさに言っているのではなくて、本当のパニックです。

でもね、これでもまだましなんです。
この状況でもっとやばいのは「編集権限」というものです。

ホームページの原稿はサーバという機械に保存されています。
このサーバは複雑な大型コンピュータなので、誰でも簡単に操作できるというものではありません。

「ホームページに掲載されている文章が間違っている! お客様の名前を間違えている! 「様」を付け忘れた! 年齢を1歳間違えてた! 今すぐ直してくれ!」

よくあるんですよ。
でもサーバにアクセス出来ない。車が目の前にあるのにキーがないようなものです。
キーを持っている人はもう帰宅してしまった。休暇を取ってしまった。退社してしまった。

もう地獄ですね。
そしてこの地獄に、先ほどの「読めない言語を挟むことによる確認作業の混乱」が加わります。

もはやもうなんと言ってよいのか・・・

これを解決するのもブログ(ワードプレス)です。

前章でブログ(ワードプレス)は文章の構造を見えやすくする仕組みだと言いました。
構造が可視化されているということは、その構造ごとに権限を与えることもできます。

  • ブログそのものの設定はオーナー。そうめったに変えるものではないから(通常は最初だけ)、お金を払っている人でいいでしょう。
  • ブログの中の、ブログの名前とか、ロゴの画像とか、緊急の修正とか、そういうのは管理人。ふだん管理している人。いわゆる担当者でいいでしょう。
  • ブログの中の記事の文章は、ライターさんの仕事。ライターさんは自分の書いた文章は自分で変更できる。翻訳者も同様。

このようにしておけば、「ホームページに掲載されている文章が間違っている!」と言われても、その文章を書いたライターさんに修正指示を出せば終わりです。もしそれが韓国語だったとしても、韓国語に翻訳した人にお願いすればいいだけです。

ブログ(ワードプレス)を使って文章の構造を明確にするということは、誰がどこを変更できるかをはっきり分別できるということです。これによって、多国語ホームページ運用にまつわる混乱を小さくすることができます。

多国語ホームページにはワードプレスを使おう

日本語だけのホームページならばブログを使わなくてもいいと思います。
しかし多国語ホームページにするのならばブログを使ったほうが良いです。

ブログといってもたくさんの種類がありワードプレスだけというわけではありませんが、有名であることや使いやすさなどから、私はワードプレスをお勧めします。

なぜなら、特に便利な多国語プラグインが使えるからです。
私は、Bogoというプラグインをお勧めします。それがこの記事の目的だったのですが…. 長くなりすぎたので、それは次回に説明します。

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Posted by Nhan