ベトナムで日本の知育玩具は売れるだろうか? → 文具のほうが良さそう

以前の記事で、日本製品が売れそうな分野として玩具と文具をあげてみました。
もうちょっと具体的なところを見ていこうと思います。

日本の玩具メーカーは今どうなっているのか

前の記事の内容をおさらいしておきましょう。

  • 全体的に韓国のほうがナショナルブランドが確立している中で、玩具は比較的日本が強い。
  • 玩具のジャンル分けは細かくなされておらず、市場が混沌としている。
  • 知育玩具に関しては関心が高そうだが、供給があまりなされていないようだ。

少ないデータからひねり出した印象論のところはありますが、とりあえずはこれを一つの仮説としてみます。

では、日本には玩具メーカーはどれぐらいあるのか。知育玩具を扱っているところはどれぐらいあるのか。

検索するとWkiipediaのカテゴリページが出てきました。ここに乗っている企業のページを片端から見ていきます。

知育玩具を作っているのは下記の5社になります。

5社以外にもラインナップのひとつとして出しているところはあったのですが、キャラクターグッズになりすぎていてちょっと違うかなと思いました。アンパンマンやドラえもんやその他無名のキャラクターでも良いのですが、今のベトナムの消費者を捉える「商品の物語」というのは、そういう意味の物語ではないと思います。

ベトナムのおもちゃ屋さん

これはホーチミン市郊外の小さな市場にある「おもちゃ屋」です。今現在ですでにモノは安価に溢れかえっています。その中で「なぜこの商品でなければならないのか」が「物語」であり、それは安全・安心であったりよりよい生活への憧れであったりそういったものであるわけで、それは「アンパンマン」ではありません。アンパンマンが悪いと言っているわけではないのですが、それだと中国製品に太刀打ちできないと思います。

ボーネルンドとUKKは幼児教室と合わせて一つの「ソリューション販売」だと考えると、仮に進出したとしてもイオンモールなどの中に教室ごと入ってくるだろうと思います。上の写真のような店には並ばないでしょう。

パイロットインキ、ピープル、ヨシリツはあるかなと思いました。
上の写真のもう1つか2つランクが上の店ですね。そのあたりがボリュームゾーンなので、上記の「物語」を訴えることが出来るのならば、新興中産階級のブランドになれるかと。
しかしそのあたりは、最も韓国勢の上手なところでもあります。

文具のほうが良いかも

  • ハイクラス向けの幼児教室とセットの玩具。
  • ミドルクラス向けの大型店の中のブランドの玩具。

このあたりが狙い所ということになるのですが、では狙ったら当たるかというと、調べながら疑問に思うようになってきました。
なぜなら、いかんせん商品の層が薄いと思ったからです。
ブランドによるプレミアがどれぐらいつくのが適正か分かりませんが、仮に2倍とすると、2000円のおもちゃが日本製だと4000円ということになる。これは消費者にとってなかなかハードルが高いです。この値段差になってくると、簡単に買えるエントリーからピラミッド構造を作ってハイエンドまで揃えなくてはいけない。それをするには商品点数自体が少ない。

それを考えると、一品あたりの単価の安い文具のほうがいいのかもしれません。200円のペンが倍になっても400円なので、この差の200円というのはベトナム人にとってもそれほど大きいわけでもない。「ちょっとした贅沢」の範囲内です。
なので次回は、文具に絞って考察してみたいと思います。

 

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