水辺の風景 第9回 サイゴンバイク 70kmぐらい
2018年3月11日(日)に市の西部を反時計回りに走りました。合計距離数記録漏れ。8の時点で60kmだったので、多分全部で70kmぐらいだと思う。
地図の2の場所。第8回でココナツジュースを飲んで甦ったので今回は最初のうちに飲んでみる。疲れてなかったらこんなものかなという感じ。
この道は以前バイクで夜に来たことがあった。道に迷ってどんどん暗い道に入っていって。まだこっちに来て日がたっていない頃だったので怖かった。Google Mapがなかったらパニックだったと思う。そんな恐ろしい思い出のあるところだけど、朝通ってみたら人だらけの商店街だった。このカフェは商店街の外れと行ったところ。たぶん以前はこの店の前で震えながらスマホを見てた。
4の橋の上から撮った写真。3から5までの区間はこの川の脇の道路なのだけど、これがずっとごみ処理。でも不法投棄というほど悪辣な感じでもなくて、残飯を干して肥料を作るみたいなあたりのこともやっている。それはスラムかというと、のんびりした農村にも見える。でも「のんびりした農村」は明らかにミスリードであることは臭いで分かる。写真だけだと怪しい。そういう空間を成り立たせるのはこの運河。トラックが入ってこられないか難しいぐらいの細い道だけど、水上交通を使うと大量輸送ができる。そんなスポットだからこういう事になったのだろう。
地図の6の手前のAのあたり。家船。船の中に居住スペースがある。日本でもたくさんあったそうだが昭和30年代ぐらいにはなくなっており、民俗学の資料の中にしかない。中華圏では蛋民と呼ばれる。なんにせよエキゾチックな存在であるが、ここホーチミン市ではあっさりとそこらへんにある。しかしがっつりと住んでいる感じでもない。そうは言うけど家船や蛋民だって実際はどうたったのだか。「半農半産廃」みたいなさっきの場所といい、このあたりって文化人類学的調査が必要だなと思う。じゃあお前やれよなんだけど、うーん。
7の場所にGoogle mapに載っていない渡し船を発見。ここに航路があるとホーチミン市西部と南部をつなぐことができるのでぐっとコースが立てやすくなる。これは大発見である。すばらしい。
Chợ Tân Bửuから北の対岸に渡る船です。写真は北からChợ Tân Bửuを外から見ています。市場の中に船が着いて、これもこれでなかなか風情があります。こんど写真を撮っておきます。
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